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木型材に求められる性質

木型材は機械製作のための鋳造の型や、工業用の模型を作るための木型の材料にする木材、素材のことをいいます。

製作された木型が、機械製作などで作られる製品の原型になるので、まず木型材に求められる性質は、「ものづくり」のスタートラインとして狂いがなく、正確であることが求められます。

木型を使って鋳型を作るときには、どうしても伸縮が出てきます。そのため、熟練した木型職人はその変化を予想して木型を作成します。次に、木型材には、加工がしやすく狂いが少ないという性質が求められます。このような性質を持っていないと熟練した木型職人の要望に応えられないからと言えるでしょう。

木型材に使われる材木は、紅松や姫子松、雪松、朴、マホガニーなどがあります。これらの材木は木型材としてだけではなく高級家具や楽器、仏壇、建物の細かい造作などに使われる材木でもあります。

紅松は、木型材として特に適した性質を持っています。加工しやすく乾燥が容易です。また、寸度が安定しているために狂いにくいので、古くから木型材として用いられてきました。近年、産出国の輸出規制のため、日本では入手が困難になっています。紅松によく似た材木が姫子松です。現在はこの姫子松も少なく雪松が木型材としてよく使用されています。

材木による木型材を使った鋳造の場合、その鋳造の仕組みをよく知り、それに合わせて木型を作る必要があるために熟練した職人技が必要になります。

近年では、木型の材料として発泡スチロールやウレタン樹脂なども使われるようになってきました。CADで木型を設計し、自動加工で型を作る方法も行われています。それでも、「ものづくり」がなくならない限り、木型がなくなることはなさそうです。

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