木型材とは?
一般的に知られているのは、お菓子の木型や、靴の木型ではないでしょうか。木型があることで、同じ形のものがいくつも作れます。お菓子ならば同じ形のものがつくれますし、靴の場合は、木型のサイズに合わせて靴を作ることで、その都度足の寸法を取る必要がなくなります。このように、商品作成の工程をシンプルにし、製品の精度を均一にするために木型が活躍しているのです。
鋳造の型や工業用品の模型制作など、工業用品を製作する現場でも木型が利用されています。これらの木型を作るための材料のことを「木型材」といいます。
木型材に使用される材木の種類は紅松なのですが、最近では、産出国の輸出規制により手に入りにくくなりました。材木で木型を作るには、熟練の技術を必要とするため、最近では、発泡スチロールや樹脂、ウレタンなどの材料が使われるようにもなっています。
発泡スチロールなどの場合、CADで図面を作成し、その図面を基にして自動で木型を作成するところもあります。
一般的な木型を使った鋳造方法は、作られた木型を砂に埋め込み、砂が固まったら木型を取り出します。木型を取り出してできた空間に、溶けた金属を流し込み、鋳物をつくります。
発泡スチロールによるフルモード鋳造法は、型を溶かしながら湯溶と置換するという方法です。鋳物はひとつしかできませんが、抜けや中子といった従来の木型法に必要だったものが不要になります。フルモード鋳造法は、試作品作成などに適した方法です。木型の設計も材木を使った従来の木型と比べて容易になっています。
鑄物の用途や、製作するロット数などの目的を考えることで、型の材質を選ぶ時代となりました。
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