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鋳造用木型の材料

鋳造用木型の材料として使われるものは、木材と木材以外のものがあります。

木材は紅松、姫子松、雪松、マホガニー・朴(ほほ)・檜(ひのき)がよく使われています。また、木材以外の材料は発砲スチロール、ウレタン、樹脂などがあります。

紅松:材質は緻密で柔らかく木型の材料として適しております。

日本では姫子松が生息していますが、鋳造用木型の材料としては、主にロシア産、中国産のものが市場に出回っています。現在、産出国の輸出規制により、希少な材料となっています。

姫子松

加工や乾燥がしやすく、狂いが少ないため、木型材に適しているのが特長です。建築の造作材、建具や仏壇、ピアノの鍵盤やバイオリンなどの楽器にも使われている材料です。

雪松

日本ではアカエゾ・シベリアンシダーの名前で知られています。「マツ科に分類されています。材木は加工がしやすく耐久性に富んでいます。紅松の代替品として扱われています。

マホガニー

中米、南米に分布するセンダン科の広葉樹です。加工性や耐久性に優れており、乾燥による狂いも少ない材料です。高級家具、彫刻、楽器などに用いられます。

朴(ほほ)

モクレン科の広葉樹です。切削での加工性が高く、乾燥後の狂いが小さいので鋳造の木型としてよく使われています。細工がしやすいため、彫刻材、仏壇、寄木、刀の鞘などに使われています。

心材の耐久性が高く、湿気にも強い材木です。白色で、均質な材料が好まれる社寺仏閣建築をはじめ、高級建材として使われています。削るとよい香りがします。鋳造・モデル(車関係)の木型に使われますが、一般的に単価が高いので使用量はかなり減っています。

発砲スチロール

加工性が高く、熱に弱い材料です。試作品や鋳物がひとつ出来ればよい場合に使われます。砂を使う鋳造法として従来からある木型法の型の材料だけでなく、フルモールド鋳造法の木型(発砲型)にも使用されます。フルモード鋳造法では、発泡スチロールの熱に弱い特性を活かし、溶湯を流し込んだ際に溶けてしまい、鋳物に置換させます。精密な木型としては向きませんが、一般的な木型に必要な抜け勾配や、熟練した技術を必要としない鋳造での材料としても利用されます。

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